はるか昔、魔物は人間と共に地上に生息していた。初めは平和な世が続いていたが、徐々に魔物と人間の対立や諍いが生じ、些細な争いはやがて全世界を巻き込む大戦争へと発展する…
あまりにも強い力を持つ魔物の前に、人間は敗北を重ね絶滅の危機に追い込まれた。その時、見かねた慈悲深い創世神は救いの手を差し伸べ、魔物を地底の奥に封印した…
それから長い年月が流れ、人間は凄まじい進化を遂げ、輝かしい文明を作り上げた。戦争など忘れて、のんびりと暮らす人間たちのもとに大聖者が現れ予言をした。それはまさに青天の霹靂だった。
「魔物の封印は次第に弱まり、いずれ封印が破れ魔物が再び地上へ現れ、世界はまた戦争の炎に包まれるであろう」
更に続けて、大聖者は第二の予言をした。
「人里離れた山奥の村に、創世神が封印の秘密を隠した。その秘密こそ人間生存のカギとなる!」
その予言を知った勇者は立ち上がり、謎の村を目指して旅立った…